【都城市】不倫調査の尾行は金額を抑えるために自力でできる？

探偵が不倫・浮気調査を行う際の手段として、尾行調査や張り込み調査といったものがあります。これらの言葉が何を意味しているかご存じでしょうか。

尾行調査とは、その名の通り、「尾行」や「張り込み」といった地道な方法によって、調査対象の行動を調べていく方法のことです。一方、素行調査とは尾行調査に加えて、周囲への聞き込みや、その他データ取得も含んだ調査を行うことです。

探偵は不倫・浮気調査で、対象となる人物の尾行調査を行います。長時間対象者を尾行し、行動を観察していくことによって、その人物がどこに立ち寄り、誰と会うのかを把握し、記録していくのが尾行の主な目的です。

対象者が誰か他の人と会った場合は、移動中でも店内での会話においてでも、どのような会話をしているのかを探ります。適切な距離を保ちつつ、可能であればスマートフォンやパソコンの画面も覗き見て、何か不倫・浮気に繋がる情報がないかどうかを集めていきます。

尾行中、対象者がゴミを捨てた場合はそれを回収する場合もあります。そのゴミから普段どのようなお店に行っているのか、誰と会っているのかなどの手がかりがあるか調べていきます。

不倫・浮気調査の場合、何よりも決定的な情報となるのは、対象者が異性とホテルなどに入っていく瞬間などを、顔が見えていて間違いなく本人だとわかる角度から撮影することです。

尾行調査は盗聴やハッキングと比べて、具体的な証拠が出るとは限らない効率の悪い方法であるともいえますが、盗聴やハッキングを行うことは違法行為にあたるので、探偵でも行うことはできません。ただし、調査対象が依頼主と結婚している場合、自家用車などは私物扱いとなるので、そこに盗聴器を置くことは可能です。

このように、尾行調査とは対象者の行動を現在進行形で確認し記録する行動です。そして、対象者の過去についても知る必要がある場合は、聞き込みやデータの取得といった素行調査を行うことになります。

ただし聞き込みを行うと、その人づてに調査対象者の耳に入り、不倫・浮気調査をしていることがバレてしまう危険性も高いため、滅多に行うことはありません。

尾行はわざわざ探偵に頼まなくても自分でできるのではないか、そうすれば探偵に依頼する費用を浮かすことができるかも、と思ってしまうかもしれません。

しかし、尾行においては、様々なハプニングが起こることもあり、素人が思っているよりも遥かに難しいことです。

尾行する際に最も気をつけなければならないのは、対象者に気づかれてしまうことです。対象者が少しでも尾行されていることを疑ってしまったら、対象者は尻尾を出さないように警戒してしまうので、決定的な証拠を掴むことが非常に難しくなってしまうでしょう。

そうした事態に陥らないためにも、探偵は対象者に気づかれないように通常2～3人でチームを組み、調査を行っています。同じ人間が常に尾行しているとなると、対象者から「あれ、この人前もどこかで見たことのある顔だな、最近よく見るよな」と警戒されてしまうからです。そのため、尾行する際は一定周期ごとに人を入れ替え、怪しまれないようにする必要があります。

また、対象者がお店などに入る場合、そのお店にあった雰囲気の服装でないと浮いてしまい、あからさまに怪しい人だと思われてしまいかねません。そうした際に備え、その場に相応しい服装を用意し、変装して怪しまれないようにするといったことも、素人にはなかなか難しいことだといえるでしょう。

また、尾行の際には対象者とは決して目を合わせてはいけません。探偵は尾行中、必ず自分の足元などを見るようにして相手の顔を見ることはありませんし、適切な距離以上に近づくこともありません。

対象者につけられていることがバレてしまうことが、尾行においてなによりも避けなければならないことなので、対象者が周りを定期的に見回すなど、少しでも警戒している素振りを見せた場合は、その場で尾行調査を終了することもあります。

最後に、素人が決して尾行をしてはいけない決定的な理由は、法律的な問題として探偵ではない一般の人が他人を尾行することは、ストーカー規制法の対象となり、犯罪行為になってしまう場合があるからです。

以上のように、尾行は素人が行うことではありません。プロに任せておいた方が賢明だといえるでしょう。